税務お役立ち情報

経営計画(事業計画)とは?書き方やメリットを解説!

経営を行うにあたり、計画を立てておくのが良いというのは分かっていても、実際にどのようなことを計画しておいた方が良いのか分からない方も多いです。

経営計画は、会社全体の方向性を示して戦略を練っていくためのものと言えます。経営は複雑なことが多く、問題が起きたら解決する必要がありますので、問題を事前に把握して対策を計画に組み込んでいくことが大切です。

経営を継続的に行うためには、事前に分析を行い中長期的な方向性を決めて、会社全体で同じ方向に向かって挑戦し続けることが必要と言えます。経営計画は社会的信用を得るためにも、会社として経営を行っていくためにも重要です。

今回は、経営計画(事業計画)とはどのようなものなのか、書き方やメリットとともに解説していきます。

経営計画とは

経営計画とは

経営計画とは、どのように経営を進めていくかを決めた指針です。

自社の強みや弱み、脅威や機会を知り、それぞれにどのように対応していくのかを計画していくことが重要と言えます。事前に様々なことを想定していれば焦らず落ち着いて行動することが可能です。

経営計画を行っていくためには、具体的にどのようなことを決めておけば良いのか知っている必要があります。しっかり知識を得て社会的に信頼のある計画を立てていくことが大切です。

長期経営計画(5年〜10年)

経営計画の中で5~10年程度の計画を長期経営計画と呼びます。5~10年という未来にどのような姿になっていたいかビジョンを決めるのです。抽象的に決めておくのではなく、その為にはどのようなことをしていくのか、長期的視点から設定しておくことが大切と言えます。

長期経営計画ではビジョンを定めるだけでなく、目標を決めてどのようにその達成を行っていくのか方法まで考えておくことが重要です。その為にはITなど技術の進歩が激しい業界の動向も想定に入れておく必要があります。

長期的に考える場合には、短期的な利益の追求は危険です。社会的に信頼される活動を事業として行っていくことが大切と言えます。そうすることで、持続可能な事業としていくことができるのです。

中期経営計画(3~5年)

経営計画の中で3~5年程度の計画を中期経営計画と呼びます。長期経営計画をより具体的に示していくことが必要です。

長期経営計画を達成するためにどのような活動が必要なのか、売上などの数値を利用して市場における動向を予想しながら、市場シェアの目標等を定めておくことが大切と言えます。またROEなどの指標を用いて戦略的に計画していくことが重要です。長期経営計画で定めたビジョンからくる計画と現状を照らし合わせて、足りない部分を模索していきます。

3~5年という数年後の目標ですので、長期経営計画よりも実現可能な目標が設定しやすいです。具体的に実現可能な目標を設定することで、従業員のやる気も出てくることが想定できます。

事業計画とは

事業計画とは

事業計画とは、戦術的に事業における目的や目標を計画しておくことです。実際には事業における方向性を決めて事業の環境を調査し、経営資源を把握して明確に実行計画を立てていきます。

事業計画にあたっては、どのような事業を展開していくのかが大切です。市場の規模や顧客の需要などを把握していく必要があります。将来を見据えて経済に受け入れられる発展していけそうな事業なのかを判断していくのです。

経営計画(事業計画)を作成する目的

経営計画(事業計画)を作成する目的

経営を行っていくにあたっては、闇雲ではうまくいきません。計画を的確に立てていく必要があります。計画があればそれに従って、会社の全員で同じ方向に向かって行動していくことが出来るのです。

会社の経営においては、会社一丸となって継続的に事業活動を行っていく必要があります。ですが、長期的な事業活動により徐々に目的から逸脱してくることも考えられるのです。そのような時に経営計画があれば、ズレを修正することができます。

経営は長期的視点と短期的視点のどちらも考慮に入れていくことが大切です。ですが、実際に経営を行っていると、どうしても短期的な収益性に目が行きがちと言えます。そのような時に経営計画があれば、改めてビジョンを確認し、長期的視点で考えていくことが可能です。

事業計画が策定されていると、社会的における信用力も変わります。なぜなら、会社における経営計画を『事業計画書』として可視化しておけば、客観的に判断することができるのです。

『貸借対照表』や『損益計算書』等、具体性を持った財務情報により、信用できる『事業計画書』を作成できれば、資金調達を優位に行っていくことが出来ます。他にも様々なメリットを享受していくことが可能です。

事業内容の明確化

事業内容は、出来る限り明確にしていく必要があります。市場調査を行い、より実現可能なことを想定していくことが大切です。

事業内容をより明確にしていくことで、具体的な金額などを用いて分析できるようになり、市場調査も行いやすく、競合他社との比較も可能です。

実現可能な具体的な目標は、従業員間でも共有しやすくモチベーションにもつながります。長期的視点から考えた場合には、経営計画で模索したビジョンに近づいていくこともできるのです。

資金支援など事業を一緒に取り組む仲間をえる

経営計画を策定し、明確な事業内容を前提とした『事業計画書』を作成している場合には、社会的信用を得られるでしょう。緻密に練られた『事業計画書』であれば、金融機関などで資金支援を受けられます。

事業は仲間との助け合いにより、成り立っていく面が大きいです。経営計画や事業計画を考えて、信念を持っている方だと認識してもらう必要があります。

仲間が得られれば、お互いの事業についてより効率的になる方法を模索していくことが可能です。信頼できる仲間がいれば心強く、様々なことに挑戦していけるのです。

まとめ

今回は、経営計画(事業計画)とはどのようなものなのか、書き方やメリットとともにご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

経営計画は経営を行うにあたっての指針です。自社の強みや弱み、脅威や機会を知り、ビジョンを決めることが重要と言えます。経営計画は長期経営計画と中期経営計画等、期間に分けて策定されるのです。

長期経営計画は、5~10年の視点でビジョンを明確にして、方法にまで落とし込むことが重要です。中期経営計画は、3~5年程度で長期経営計画をより具体的に定めていきます。その際に市場シェアやROE等の財務指標を利用して、明確にしていくことが大切です。

経営計画を行っておくことで、会社全員で同じ方向に進んでいくことができ、逸脱している時でも修正していくことが出来ます。短期的な利益に飛びつくことなく、長期的な視点を大切に決めていくことも可能です。

事業内容を明確にした『事業計画書』を作成することで、社会的信用を得れますし、資金調達などを優位に進めていくこともできます。また市場調査を行い、事業内容が明確になれば。財務情報を利用して具体的な競合他社との分析が可能です。

経営計画や事業計画を策定することで、信念を持ってしっかりと経営を行っている会社であることを認識して貰えます。金融機関が資金を支援してくれたり、良好な関係の仲間が増えるのです。

経営を行っていくには助け合いが大切と言えます。信用を得て仲間とともに事業を発展させていくためにも、経営計画や事業計画はとても重要な役割があるのです。持続可能な計画を立てていくには長期的視点と短期的視点どちらも考慮していく必要があります。

今回ご紹介した内容が、経営計画(事業計画)とはなにか、書き方やメリットに関する理解の一助となれば幸いです。

関連記事