税務お役立ち情報

経費削減が必要な理由をチェック。具体的な方法5つも紹介

会社を経営する上で、経費削減は重要なポイントです。経費削減の具体的な方法や、逆効果になりやすいやってはいけない方法をチェックしましょう。経費削減が必要な理由とあわせ解説します。

経費削減が必要な理由とは?

企業が利益を獲得するには、売上をあげるための営業活動が必要です。商品やサービスを販売し、対価を受け取らなければいけません。

ただしどれだけ売上が多くても、経費がかかり過ぎると利益はそれほど残りません。そこで同時に経費削減の実施も求められます。

利益に直結しているから

経費削減が求められるのは、減った経費分がそのまま利益になるからです。例えば100万円の経費削減ができれば、その100万円はそのまま利益になります。

一方営業によって獲得する利益は「売上-経費」で計算します。例えば100万円の売上のために70万円の経費がかかったなら利益は30万円です。

効率よく利益をあげられる方法のため、経費削減へ取り組むと良いでしょう。

働きやすさにつながるから

業務効率化が実現され働きやすさにつながりやすい点も、経費削減を行うべき理由の一つです。経費を減らすにはさまざまな無駄を見直さなければいけません。

その過程で業務の無駄を省けることもあるでしょう。業務フローがすっきり整理されれば、経費削減はもちろん働きやすさの向上にもつながります。

従業員が仕事に取り組みやすい環境作りができる点も、経費削減が必要な理由の一つです。

経費削減の具体的な方法5つ

経費削減には複数の方法があります。その中でも具体的な方法を5つチェックしましょう。自社で経費削減に取り組むときに、参考になる方法が見つかるかもしれません。

業務のマニュアル化で人件費を減らす

業務フローを明確にしマニュアル化すると、人件費の削減に役立てられます。複雑な業務をそのままにしていると、新人教育に手間と時間が必要です。

複雑な業務を整理しひとつずつマニュアル化すれば、入社したての人材にもすぐに仕事を任せられます。先輩社員がついて教育する期間が短くなり、教育コストを抑えやすいでしょう。

またパートやアルバイトとして働く従業員に業務を任せやすくなるのもポイントです。マニュアル化できる業務をパートやアルバイトが担当すれば、正社員はより付加価値の高い仕事に携わり、売上アップを目指せます。

在庫管理の徹底で管理費を減らす

在庫管理の徹底も経費を削減する方法のひとつです。在庫の廃棄処分や処分販売をするときには、権限を持つ上役による決裁が必要なことが多いでしょう。

その際適切な管理ができていたかどうか、責任を問われることから、処分を後回しにしているケースが少なくありません。管理体制を見直し、早いタイミングで処分しやすくすれば管理費の削減につながります。

また在庫管理の適正化によりキャッシュフローの改善も期待できるでしょう。

小さなオフィスで賃料を減らす

リモートワークの導入によって、常時オフィスにいる従業員数が以前より減った会社も多いでしょう。会社の状況によってはオフィスの規模を縮小するのも有効な経費削減方法です。

小さなオフィスに移転すれば、これまでより賃料を安く抑えやすくなります。オフィスが小さくなれば、照明やエアコンにかかる光熱費も抑えやすいでしょう。

毎月かかる費用を減らせるため継続的な経費削減が実現します。

不正精算を取り締まり消耗品費の無駄をなくす

提出された領収証に不正精算がないか確認することも重要です。例えば使用していない交通費や、行っていない打ち合わせの飲み物代が会議費として申請されている場合は、不正精算にあたります。

またリモートワークの従業員が、仕事に必要な備品を自宅へ持ち帰ることもあるでしょう。このとき仕事にのみ使っていれば問題ありませんが、プライベート用に使ってしまうこともあるかもしれません。

経費で購入した仕事用の備品をプライベートに流用しないよう、取り締まりが必要です。従業員が精算や備品利用のルールを正しく把握できるよう、周知を徹底しましょう。

業務のアウトソーシングで人件費を減らす

アウトソーシングの活用も経費削減に役立つ取り組みです。従業員が担当している単純作業を外部サービスへ委託することで、人件費を減らせる可能性があります。

従業員の業務負担が軽減されるため、より生産性の高い業務を任せられるのもポイントです。例えば経理に関する業務であれば、決算処理や税金の納付・年末調整などの業務をアウトソーシングできます。

経理担当者の負担軽減を検討しているなら、創新會計へご相談ください。

IT化の促進による経費削減も検討を

IT化によっても経費削減を促せます。まだ取り入れていないことがあるなら、導入を検討すると良いでしょう。無駄や手間も減らせるかもしれません。

ペーパーレス化で印刷や保存場所のコストを削減

書類を印刷すると紙代やインク代などが必要です。加えて紙の書類を先方へ送るには郵便料金が必要ですし、保存するには倉庫の費用が、書類によっては溶解処理しなければならず廃棄にもコストがかかります。

これらの経費を減らすには、ペーパーレス化の促進が有効です。デジタルの書類ならメールで送信できますし、保存に倉庫代はかかりません。廃棄の費用も不要です。

また書類がデジタルで保存されていれば、必要なものをすぐに見つけられるため、業務効率化にも役立ちます。無理なくペーパーレス化できる部分のみ移行した場合でも、違いを感じられるでしょう。

オンライン会議で交通費を削減

オンライン会議を活用すれば、交通費や宿泊費を減らせます。離れた支店や社外の人と会議をするとき、密を避けるためにもオンライン会議を活用する機会が増えました。

関東から関西の支店や取引先との会議へ出席する場合、交通費はもちろん宿泊費や交際費がかかるケースは少なくありません。この会議をオンラインで行えば、これらの経費は不要です。

また従業員の移動時間の節約にもつながるでしょう。

これはNG!やってはいけない経費削減

どれだけ経費を減らせたとしても、従業員の働く意欲を削ぐような方法は避けた方が賢明です。経費削減により利益を増やせても、従業員のやる気が落ちれば売上が低下してしまいます。

人件費や福利厚生費のカット

人件費や福利厚生費を減らせば、経費削減はできます。しかしこれまでより賃金が下がり、受けられる福利厚生の質も低下した状態では、従業員のモチベーションは下がっていくばかりでしょう。

意欲の低い従業員が仕事に取り組むことで、商品やサービスの質が悪化する可能性もあります。それにより顧客満足度が低下すれば、顧客離れが起こる可能性もあるでしょう。

労働環境の改悪による経費削減

労働環境の悪化につながるような経費削減の方法は避けた方がよいでしょう。例えば真夏のオフィスでエアコンに使用制限を設けると、従業員の体調悪化につながりかねません。

オフィスで使用するパソコンやプリンターなどの機器にも悪影響を及ぼすでしょう。機器の内部に熱がこもれば、故障の原因になります。

経費削減のつもりが働く環境の悪化や別の経費の発生につながる可能性があるため、やり過ぎには要注意です。

まとめ

経費削減は利益に直結する取り組みです。加えて働きやすさにもつながるため、積極的に取り組むとよいでしょう。ただし従業員の意欲を削ぐような経費削減は逆効果です。

業務のマニュアル化や在庫管理の徹底など、取り組みやすいことから始めてみましょう。アウトソーシングの活用を検討しているなら、経理業務に関しては創新會計へもぜひご相談ください。

関連記事