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飲食店の経理は自分で全てできるのか?税理士に依頼するメリットを解説

飲食店を経営する際に気になることが経理です。飲食店の経営は、立地・家賃・設備の導入・同業他社との比較等、気にする必要のあることが多くあり、経理まで考えることが難しいと言えます。

経理は専門性が高く、闇雲に売り上げの金額等を書いておくだけでは足りません。一定のルールに従い、適切な会計処理をしていくことが大切と言えます。税理士に依頼することで、会計業務や税務業務の視点から様々なアドバイスを受けることが可能です。

飲食店は本業での業務内容が多様で、税理士への依頼により会計業務や税務業務について経理を行う時間を減らし、本業について考える時間を増やすことが可能と言えます。利益を確保する為に、売り上げの向上や経費の削減等、競合他社と比較して試行錯誤していくことが大切です。

飲食業以外でも会計業務や税務業務は専門知識等、理解し難い内容が多い為、個人で行うことはとても大変と言えます。専門的知識を有している税理士に依頼することで、効率的に本業に努めていくことが可能です。

今回は、飲食店の経理は自分で全てできるのか?税理士に依頼する場合と比較して解説していきます。

飲食店の”経理”とは何か

飲食店では、材料の仕入れ・料理の調理・提供をすることで代金を受け取ります。飲食店の経理ではキャッシュレス等も進む一方で未だに現金を扱うことが多く、『現金出納帳』等の『会計帳簿』を作成して、適切に記帳していく必要があるのです。

商品を売り上げた場合には、売り上げを計上する必要がありますが、仕入れから売り上げるまでの過程で、様々な経費が計上されます。

例えば、以下の経費です。

・商品の仕入れ
・従業員の給与
・水道光熱費
・設備の減価償却費
・特殊設備のリース代

多様にある経費を把握することで『会計帳簿』に適切に計上し、管理する必要があります。

飲食店においては、頻繁に仕入れや売り上げがあるので、継続的に同じ会計処理で行っていくことが大切です。最初にどのように会計処理をしていくのかを決めるためには、経験と専門的知識が大切と言えます。

他にも、税金の申告を行う際には、適切な申請・申告を行わなければならず、納める必要のある税金を申告期限までに計算・申告して、納税する必要があるのです。

飲食業の業務以外でも必要になる経理は重荷になりやすい

飲食業の業務以外でも、減価償却費等の会計業務や税務業務特有の考え方は、専門的で理解し難い内容が多いと言えます。分からない場合には調べながら行わなければならず、本業を行うにあたり重荷になりやすいです。

経理を個人で行う場合には、誤った処理を行わないように注意する必要があります。税金に関しては申告期限を守り、申請・申告・納税までしなければならず、事前にしっかりと調べておくことが大切です。

このように、経理は慣れていない方にとって理解することに時間がかかり、本業について考える時間が減ることに繋がりがちと言えます。本業の結果を適切に記録して、税金の申告・納付や経営分析・経営計画をするために経理を行うので、本業が上手くいかなくなってしまっては、本末転倒なのです。

以下では、個人で経理を行うメリット・デメリット、税理士に経理を依頼した場合のメリット・デメリットについて解説していきます。

個人で経理を行う場合のメリット

個人で経理を行う場合には、自分のペースで経理を行えるのです。自分で経理状況を把握して進めていけるので、柔軟性があると言えます。

個人で経理を行う場合のデメリット

会計業務や税務業務について専門的な知識がない場合には、誤って会計処理してしまうことも有り、税務調査が入っても自分で対応しなければいけません。誤った会計処理を発見した場合には、訂正した後追徴課税等を支払わなければいけないこともあるのです。

税理士に経理を依頼した場合のメリット

税理士に経理を依頼した場合には、会計業務や税務業務について任せることが出来て、空いた時間を有効に使えます。専門的な知識を利用して節税などを行っていくことも可能です。税務調査が入った場合にも、一緒に説明して貰うことが出来て安心ですし、税金の納付を適切な範囲に抑えることが出来ます。

また、経理を行った結果を利用して経営分析や経営計画を行うことが可能ですし、財務的視点による分析は具体的で、今後の行動をする指針としていくことが可能です。

税理士に経理を依頼した場合のデメリット

ある程度の経費がかかり、時間が拘束されることです。ですが、実際には個人で行う場合には調べながら行わなければならず、税理士に経理を依頼した場合、効率良く会計業務や税務業務をこなすことが出来るので、総合的な拘束時間は短いと言えます。

税理士を利用した場合の方が本業に専念しやすくなる

税理士を利用した場合には、会計業務や税務業務について心配する必要が無くなります。本業に関することですので、どのように行っていくのか把握して進めていくことが大切です。

個人で行っている場合には、調べながら会計業務や税務業務を行っていくしかないので、合っているか不安に感じることも多いと言えます。専門家がついていれば、手続きや処理方法などについて適切に行うことが可能です。税理士に任せることが出来て、調べながら行う時間を空けることが出来る為、自身は安心して本業に専念することが出来ます。

会計業務や税務業務は経営計画に活かしていくことが可能ですが、経営者自身は基本的に本業における売り上げや経費に関して、どのように改善すれば良くなるのかを考えて、行動していくことが大切なのです。

まとめ

今回は、飲食店の経理は自分で全てできるのか?税理士に依頼する場合と比較して解説してきましたがいかがだったでしょうか。

飲食店の経理では、材料の仕入れから売り上げに至るまで、仕入や売上の他にも様々な経費等が発生するので、必要な『会計帳簿』を備え置き、適切に記載する必要があります。飲食店の業務のみならず、会計業務や税務業務は専門性が高く、税理士へ依頼するかどうかを検討することが大切です。

個人で会計業務や税務業務を行う場合には、自分の好きなペースで行うことが出来るので柔軟性はありますが、税務調査で誤った会計処理が発見された場合等には、追徴課税を支払うことに繋がるので注意しなくてはなりません。

これに対して税理士へ依頼すると、費用がかかることに加えて、時間を双方合わせる必要があるので拘束されますが、会計業務や税務調査の立ち合い等の税務業務、経営分析・経営計画等様々な業務を安心して任せることが出来るので、本業に集中していくことが可能です。

個人で会計業務や税務業務を行うには、分からないことを調べながら行わなくてはなりません。本業が疎かになり取引機会を失うことに繋がることも考えられます。税理士への依頼を行うことで、会計業務や税務業務に関する時間を節約できるので、取引期間を失わずに済むのです。

実際には個人で行うのか、税理士に依頼するのかはメリットとデメリットを勘案して総合的に決定することが大切と言えます。本業の状況を考え、適切なタイミングで依頼することで、効率的に本業を行っていくことが可能です。

税理士への依頼を行う際には、自分の本業に詳しい税理士であるかも大切と言えます。税理士資格を保有しているだけで、会計業務や税務業務は一定程度の水準が保証されていますが、その中での事業に対する専門性は異なるのです。自身の本業に対する実務経験があり、得意としている税理士を事前に調べておくことが大切と言えます。

今回ご紹介してきた内容が、飲食店の経理や税理士に依頼する場合の知識の一助となれば幸いです。

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