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確定申告が必要な時はいつ?初心者の方向けに解説

所得税は申告納税制度という方法が採用されているので、自身で確定申告する必要があるのかを確認して、自主的に行わなければいけません。

確定申告する必要があるかどうかを確認することは大切ですが、自分が該当しそうな確定申告が必要になるケースをある程度知っていることが、重要と言えます。確定申告は個人ごとに行います。所得税が発生する人が対象となりますので、各人で考える必要があるのです。

確定申告の方法は『青色申告』と『白色申告』があります。『青色申告』は比較的複雑な会計処理を行う必要がありますが、メリットが多いのが特徴です。これに対して『白色申告』は簡便的な方法ですが、メリットが少ないと言えます。申告者の状況によって使い分けることが大切なのです。

確定申告は専門性を伴いますが、自分で行うことは可能と言えます。申請書類が複数あるので、申告しやすいものを選ぶことが大切です。また、簿記や会計の知識がない場合には、支援ツールを利用することで簡単に申告することが可能と言えます。

確定申告では、1年間を通じて余裕を持って行うことが大切で、日々資料整理や会計処理を行うことで楽に確定申告をすることができるのです。

今回は、確定申告が必要な時はいつなのか、初心者の方向けに解説していきます。

確定申告が必要なケース

確定申告は基本として所得から所得控除を差し引き、課税所得に税率を乗じて所得税額を計算します。そこから税額控除額を差し引き、それでも残額がある場合には、確定申告が必要です。

給与所得がある場合には、源泉徴収されていることが多いと言えます。年末調整により所得税の納税は完了するのです。ですが、年収が2,000万円を超えていたり、給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超えている場合等には、確定申告が必要と言えます。

他にも2か所以上から給与所得を得ているケースでは、「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出しているところでは年末調整が行われます。これに対して、パートなどの副収入として受ける従たる給与は年末調整が行われません。年末調整が行われていない収入金額と給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超えている場合には、自分で確定申告を行う必要があるのです。

確定申告の”青色”と”白色”は何が違うのか

確定申告には青色申告と白色申告があります。青色申告の方が複雑ですがメリットが多いのに対して、白色申告は簡便な方法です。自分の状況に合わせた適切な確定申告の方法を選択することが大切と言えるでしょう。

以下では、青色申告と白色申告のそれぞれについて解説していきます。

青色申告とは

青色申告とは、複式簿記により帳簿付けをして、『確定申告書』の他に『青色申告決算書』を提出して行う方法です。青色申告する場合には原則として、その年の3月15日までに『青色申告承認申請書』を納税地の所轄税務署長に提出しなければなりません。

最高で65万円の特別控除や、赤字が3年間繰り越せる等のメリットがあります。固定資産の計上要件を満たして減価償却しなければいけない場合でも、「少額減価償却資産の特例」を行うことが出来て、30万円未満のものなら一括で償却可能です。

白色申告とは

白色申告は単式簿記により帳簿付けを行い、個人事業主なら『確定申告書』の他に『収支内訳書』を提出します。青色申告で行う事前申請をする必要はありません。

青色申告と比べると簡便的な方法ですが、メリットがあまりないのが特徴です。

それぞれ申告者の状況によって使い分ける

青色申告のほうが節税面等のメリットが多く、正確な帳簿付けを行っていくことが出来るので、分析が可能となり経営計画を立てられます。

これに対して白色申告は、節税面などのメリットは少ないですが、事務作業が簡便である等のメリットはあります。青色申告と比較すると専門的知識が必要ないので、あまり詳しくない方でも申告出来ます。

確定申告は自分でできるのか?

確定申告は、専門性が高く自分で出来ないのではないかと考えがちです。取引量が多い場合等には専門家に依頼することで効率的な確定申告を行うことが出来ます。

ですが、簡単な確定申告の場合まで専門家に依頼する必要はありません。自分で行うことも可能です。

以下では、確定申告を自分で行う際のポイントについて解説していきます。

複数ある申請書類の中から申告しやすいものを選ぼう

『確定申告書』は大きく分けて3種類です。この内、給与所得・雑所得・配当所得・一時所得の場合には、『確定申告書A』と『確定申告書B』どちらで申告を行っても構いません。

ですが、『確定申告書A』の方がシンプルな構造の為、申告しやすい『確定申告書A』によることが賢明です。

簿記や会計の知識がないなら支援ツールがおすすめ

簿記や会計の知識がない場合に、青色申告を自分で行うのは難しいと言えます。そんな時には、支援ツールを利用することが大切です。

簿記や会計の知識がない場合でも専門的な会計処理を行うことが出来るので、適切な帳簿付けを行っていくことが可能と言えます。

支援ツールを利用していて専門的知識がないと、誤った会計処理に気付けないということもあるのです。専門的知識を学びながら誤った会計処理を行わないように注意する必要があります。

初めて確定申告をする方は申告期日に余裕を持って準備しよう

初めて確定申告を行う場合には、申告期日に注意することが大切です。申告が近づいてから確定申告の準備を行うと焦ってしまいますし、1年間分の資料整理を行い会計処理することはとても大変と言えます。

また、専門家に依頼する場合には、1年間分の資料整理や会計処理を行うため、1年間分の報酬を請求されるのです。期限が迫っていると節税対策を万全にできないこともあります。

日々の取引があった時に1年間を通じて資料整理や会計処理を行っていくことが大切です。専門家に依頼する場合でも資料をまとめておくことが重要と言えます。

まとめ

今回は、確定申告が必要な時はいつなのか、初心者の方向けに解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

確定申告は、所得税額から税額控除額を差し引き、それでも残額がある場合には必要です。会社でサラリーマンとして勤めている方は、源泉徴収されているので、確定申告しません。ですが、年収2,000万円などの特定の要件を満たしている場合には、確定申告しなければならないので注意する必要があります。

他にも1カ所から給与所得を受け取っていて、給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超えている場合や、基本的に2か所以上から給与所得を受けている場合にも、確定申告をしなければなりません。

確定申告の方法は、青色申告と白色申告の2種類です。白色申告は単式簿記による簡便的な方法と言えます。これに対して青色申告は複式簿記による方法です。専門的知識を必要としますが、65万円の特別控除などのメリットが複数あるので、お得な方法と言えるでしょう。自分の状況に合わせた申告方法を選択することが大切です。

確定申告は自分で行うことも出来ます。申告しやすい申請書を選択して申告することや簿記や会計に対する専門的知識がない場合には、支援ツールを利用することも大切です。

支援ツールは専門的知識をあまり必要とせず、適切な会計処理を行っていくことが出来ますので、適時適切に利用することで効率的な確定申告を行うことが可能と言えます。ですが、専門的知識がないとミスしている場合に気付けないので、注意する必要です。

このように、確定申告をする必要がある場合を把握しておき、確定申告が必要な年は適切に申告するが重要と言えます。

今回ご紹介した内容が、確定申告が必要な時に関する理解の一助となれば幸いです。

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