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確定申告を初めてする方へ!申請方法と押さえておきたいポイントを解説

確定申告は、所得税を納付するために申告します。会社に勤めている方は源泉徴収制度により、会社で給与より預かって会社が納付しているので、あまり気にする機会がありません。

会社員でも給与が2,000万円を超えていたり、給与を受けている人が給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超えている場合等は確定申告をする必要があり、確定申告していない場合には無申告加算税をプラスして納付しなければいけなくなる可能性が高いです。

事前に申告する条件を知っておき、条件に当てはまっている場合には確定申告することが大切と言えます。確定申告の内容・申請期限・申告する際のポイント等を押さえておくことが重要です。

申告方法には、白色申告と青色申告があります。白色申告は簡便ですがメリットが少ないです。これに対して青色申告は比較的複雑ですが、メリットが多いのが特徴です。自分に合った方法により申告していくことが大切と言えます。

今回は、確定申告を初めてする方へ!申請方法と押さえておきたいポイントを解説していきます。

確定申告の概要

確定申告は、1年間の所得から所得税を計算し、申告することです。10種類の所得に分類して計算され、所得からそれぞれの事情を考慮するように所得控除をして課税所得を算定します。課税所得に税率を乗じて、税額控除をしたら納めるべき所得税が計算できるのです。

所得税は累進課税制度になっており、所得が多くなるほど税率が高くなる仕組みと言えます。所得が多く余裕のある人が所得税を多く負担することが公平と考えられるためです。

初めて確定申告をする際のポイント

初めて確定申告をする際には、確定申告の提出期限や仕組みを調べておき、自分の申告に必要な知識を学んでおくことが大切と言えます。

また、提出する方法について考えておくことも重要です。直前に始めるのではなく1年間を通じて計画的に行うことで、余裕を持って正確な申告をすることが可能と言えます。

本当に確定申告が必要なのか確認しよう

自分が確定申告をする必要があるのかは毎回確認することが大切です。所得税は申告納税制度という方法がとられていて、自分で申告して納税する必要があります。

確定申告を自分でするということは、確定申告する必要があるのかどうかをある程度知っていなければいけません。事前に把握しておくとともにその年に確定申告する必要があるのか確認することが大切なのです。

還付申告の条件に当てはまるか確認しよう

確定申告する必要がなくても還付申告の条件に当てはまることもあります。還付申告は源泉徴収や予定納税で納め過ぎている等の条件に当てはまっている場合に、申告することで還付を受けることができるものです。

対象年の翌年1月1日から5年間申告可能なので、条件に当てはまるか確認することが大切と言えます。

確定申告の書類作成方法は「手書き」「確定申告書作成書コーナー」「会計ソフト」の3つ

確定申告の書類作成方法は「手書き」・「確定申告書作成書コーナー」・「会計ソフト」の3種類です。自分が作成しやすい方法で行うことが大切と言えます。

手書きに慣れている知識と経験のある方は、手書きで作成してしまうことが簡単です。分からない場合には、確定申告書作成書コーナーで教えて貰いながら作成することもできます。

最近では会計ソフトを利用して確定申告を行うことも可能です。青色申告による場合は『青色申告決算書』等を作成する必要があります。複雑になることが想定できるので、会計ソフトにより行うことが効率が良いです。

確定申告の書類提出の方法は?

書類を提出する方法としては、『窓口』・『郵送』・『電子申告(e-Tax)』があります。

『窓口』の場合には、税務署に出向く必要があり、時間の無い方にとっては大変ですが、しっかり確認して貰えます。

『郵送』の場合には、書類に不備があるかチェックして貰えないので、期限まで余裕を持って送ることが大切です。

『電子申告(e-Tax)』の場合には、自宅で簡単に行えますが、マイナンバーカードやICカードリーダーライタが必要なので、事前に準備しておく必要があります。

確定申告の申請期日は?

確定申告は1月1日~12月31日までの所得について、翌年2月16日~3月15日までに申告します。

死亡した人がいる場合には、相続の開始があったことを知った日の翌日から4カ月以内に申告が必要です。

節税面で大きな違いのある「青色申告」と「白色申告」とは

青色申告と白色申告では節税面に大きな違いがあります。青色申告のほうが白色申告に比べて節税面で優遇されますが、より正確な会計処理を行わなければなりません。

必要書類等どのような違いがあるのか把握して自分に合っている方法で確定申告することが望ましいです。

以下では、青色申告と白色申告について解説していきます。

青色申告とは

青色申告とは、『確定申告書』の他に『青色申告決算書』を提出して申告する方法です。複式簿記により会計帳簿を作成する必要があり、白色申告と比べるとより専門性が高い申告方法と言えます。

青色申告を行う場合には、事前に申請が必要です。提出期限としてはその年の3月15日までで、新規開業の場合には業務を開始した日から2カ月以内に申請を行わなくてはなりません。

白色申告とは

白色申告とは、個人事業主なら『確定申告書』の他に『収支内訳書』を提出して申告する方法です。単式簿記により記録しておく必要があり、青色申告と比べて簡便的な申告方法と言えます。

青色申告と白色申告は状況に応じて

青色申告と白色申告では、白色申告が『会計帳簿』を揃える必要がなく簡単な方法で、会計に詳しくない方にとっては便利な方法でした。ですが、現在では『会計帳簿』を作成する必要があり、白色申告のメリットは少ないです。それでも時間がない場合や少しでも簡単な方法が良い場合には白色申告によることもあるでしょう。

それ以外の方は青色申告によることで、赤字を3年間繰り越して利益と相殺出来たり、65万円の特別控除を受けられるので、青色申告するのが良いです。

いずれにしても、自分の申告スタイルに合っている方法を選択することが大切と言えます。

確定申告は領収書やレシート、各証明書の管理と準備も重要

確定申告においては、『領収書』や『レシート』、『各証明書』を事前に整理しておくことが重要です。

1年間分の『領収書』や『レシート』、『各証明書』を確定申告前に整理することは容易ではありません。誤った申告をしてしまわないためにも事前に余裕を持って整理しておくことが、確定申告においてはとても大切なのです。

まとめ

今回は、確定申告を初めてする方へ、申請方法と押さえておきたいポイントを解説してきましたがいかがだったでしょうか。

確定申告は1年間の所得から所得税を計算して申告するものです。自分が確定申告や還付申告の条件に当てはまっているかを、確認する必要があります。初めて確定申告する場合には、期限や仕組みを知っておくことが大切で、1年間を通じて計画的に行っていくことがポイントです。

書類の作成方法としては「手書き」・「確定申告書作成書コーナー」・「会計ソフト」の3種類があります。「会計ソフト」が使える方なら簡単に作成することが可能です。

確定申告は1月1日~12月31日までの所得について、翌年2月16日~3月15日までに申告します。『窓口』・『郵送』・『電子申告(e-Tax)』のいずれかの方法で行いますが、記入漏れ等がないか不安な方は窓口で確認してもらうのが良いです。

個人事業主における白色申告の場合、単式簿記により『確定申告書』の他に『収支内訳書』を作成して提出します。これに対して青色申告は複式簿記により『確定申告書』の他に『青色申告決算書』を作成して提出しなければなりません。

青色申告を行う場合は、その年の3月15日まで又は新規開業の場合には業務を開始した日から2カ月以内に『青色申告承認申請書』により事前に申請しておかなければなりません。

青色申告は赤字を3年間繰り越してその年の所得と相殺出来たり、65万円の特別控除を受けられるので、メリットが多いですが、専門的なところがあるので、自分に合った方法によることが大切です。

『領収書』や『レシート』、『各証明書』は分からなくなってしまわないように、1年間を通じてまとめておくことが重要と言えます。

今回ご紹介した内容が、確定申告を初めてする方へ、申請方法と押さえておきたいポイントに関する理解の一助となれば幸いです。

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