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資本金が少ないけど起業はできる?開業する為の資金集めについて解説

起業しようと思った時に資金がどれくらいあれば問題なく開業して事業を継続していけるのか、事前に知っておくことが重要です。起業すると考えた場合には、どのような事業を展開していくかを考えることはあっても、いくらかかるのかは見過ごしがちと言えます。

実際にはどのようなことを行っていくかも大切ですが、具体的な金額がいくらかかるのかを考えて計画しておく必要があるのです。適切な計画を立てておくことで、起業後の資金不足を回避することが出来るのです。

業種によっては開業時に多額の設備投資が必要なこともあります。自分の事業はどれくらいの起業資金が必要なのか、どのようにすれば抑えられるのか、業種から調べておくことも大切です。

起業資金に気を取られ過ぎると忘れてしまいがちなのが、固定費などの運転資金と言えます。運転資金は事業を開始すればかかってくるので、事前に数か月分は準備しておく必要があるのです。

また、事業の形態によっても起業資金は異なります。法人と個人事業主は手続きが違うので、起業時に必要な資金が変わってくるのです。事業として行っていきたい形態によってどれくらいかかるのかが大切と言えます。

今回は、資本金が少なくても起業はできるのか?開業する為の資金集めについて解説していきます。

起業資金はどの程度用意したらいい?

起業資金はどの程度必要なのか分かっていれば、事前に用意しておくことが出来るのです。具体的には少なくて済む業界なら100万円程度、一般的には300万円程度が基準と言えます。

どのような費用がかかるのかを入念に調べて、全体を把握することで資金不足になることを防ぐのが肝心です。

業種によって起業資金の額は大きく異なる

起業する際には、業種によって必要な資金に大きな違いがあります。飲食業等は高額になりやすいのが特徴です。

自身の行っていこうと考えている業種の平均的な起業資金を知っている必要があります。間違って他の業種における起業資金を基準に考えていると、資金が足りなくなり事後的に焦ることになりますので、注意が必要です。

飲食店は設備資金が高額になりやすい?

飲食店は、高額になりやすい理由があります。他の業種と比較して特殊設備を揃えることが多いのです。厨房で利用する機器や調理の機器等を使うので、開業資金が他の業種と比較して多額な約1,000万円位必要と言えます。

他にも以下の費用がかかります。

・食器等購入費用
・内外装費
・礼金、仲介手数料、家賃等

飲食店を構える場合には、他の業種では利用しない特殊設備を設置することで多額の資金がかかることも、注意しておく必要があると言えます。

起業資金を抑える為には工夫が必要

起業資金は一般的に多額ですので、抑えていくことも必要です。特殊設備等は高額と言えます。中古品でも対応できるのであれば、中古品を購入することも一つの方法です。リースにすれば、毎月の少額の支払いで済むことも考えられるので、高額な費用を用意する必要がありません。

また、人件費は正社員であれば毎月数十万円の支払いが生じます。外注により行える業務であれば、外注することで人件費を削減することができます。このように、費用は工夫次第で押さえていけるのです。

事務所や店舗があると、家賃などで費用がかかります。最近ではインターネット上で商品を販売する無店舗で行える業種もあるので、選択肢に入れておくことも大切です。

固定費などの運転資金も十分に用意しよう

起業して事業を行っていく場合に、起業資金については考える方が多いです。ですが、固定費などの運転資金がかかることも忘れてはいけません。

事業を行っていれば家賃など毎月経常的にかかってくる固定費などがあります。最初から売り上げていたとしても、その資金が直ぐに支払われるとは限りません。

数か月分の運転資金を事前に準備しておくことが賢明です。売掛金を回収していければ運転資金にしていけるので、回収までの資金を想定しておくことが必要なのです。

個人事業主の場合と法人の場合の起業資金について

自分が起業して展開していきたい事業の形態によって、手続きが変わるので、費用が違います。

違いを把握しておくことで、自分の行いたい事業の形態から起業資金を想定することが重要です。

以下では、個人事業主と法人の起業資金について解説していきます。

個人事業主の起業資金について

個人事業主は、『開業届』を税務署や県税事務所等に提出して開業します。個人事業主は開業すること自体に費用はかからないのです。

資金調達に関する方法は、株式などを発行していないので、法人に比べると、調達しづらいことが言えます。また、信用性が法人よりも劣ることが多いので、金融機関からも多額の資金調達は難しいと考えられるのです。後で資金調達がしづらい分、出来る限り事前に集めておくことが大切と言えます。

個人事業主は、株式会社や合同会社のように間接有限責任ではなくリスクが高いです。他人資本による多額の資金調達を行わないためにも、事前に計画して資金調達しておくことが重要と言えます。

法人の起業資金について

法人は、定款の作成・公証人の認証・法人登記の手続き等を必要です。定款の認証手数料・印紙代・登録免許税で約25万円程度かかります。

株式会社は株式を発行しているなど資金調達の手段は個人事業主に比べて多いです。また、社会的信用性がありますし、正確な『事業計画書』の作成で個人事業主よりも金融機関等で資金調達がしやすいと言えます。

法人は株式会社でも合同会社でも間接有限責任なので、出資額以上の責任は基本的に負いません。安心して行えることは確かですが、資金調達の計画は行っておくことが大切です。

まとめ

今回は、資本金が少なくても起業はできるのか?開業する為の資金集めについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

起業する際にかかる費用は業種により大きく異なります。通常は約100万円~300万円です。飲食店等の場合には特殊な設備投資や食器などの費用が必要なので、1,000万円程度かかります。

高額な場合には、費用を抑える工夫が必要です。設備投資をリースにしたり、外注できるものは外注で賄うことが大切と言えます。店舗や事務所があると家賃等がかかるので、無店舗で行うことも1つの手です。

起業資金を考える際に忘れてはいけないのが、固定費などの運転資金と言えます。家賃などは経常的に毎月支払いを行いますので、事業を開始して売り上げが受け取れない場合には、資金不足になってしまうことも考えられるのです。資金不足を防ぐため、事前に数か月分の運転資金を準備しておくことが大切と言えます。

個人事業主と法人では開業資金が変わり、個人事業主は『開業届』の提出に資金はかかりません。ですが、資金調達の方法が法人よりも制限されるので、事前に必要な資金を用意しておくことが大切です。

これに対して法人は、定款の認証手数料・印紙代・登記費用が約25万円程度かかります。資金調達は株式会社なら株式などを発行することが可能です。法人は社会的信用性があるので、正確な『事業計画書』を作成すれば金融機関からも資金調達することが出来ます。

このように、起業資金の正確な金額は個人により異なるのです。大切なことですので、事前に全体的な支払いを把握して、出来る限り事後的に把握していない費用が発生して焦らないように、計画していくことが重要と言えます。

開業に伴う手続き・会計・税務等が分からない場合には、専門家に依頼することも考えられるでしょう。専門家へ依頼するには手数料がかかるので、事前に起業資金の計画に入れておくことが重要と言えます。

今回ご紹介した内容が、起業や開業時の資金調達に関する理解の一助となれば幸いです。

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