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経営者の方は必見!会計の基礎知識を解説

経営者として仕事をしていく場合に、会計はとても大切な知識の1つです。経営者は最高経営責任者ですから、経営における様々なことを把握しておく必要があります。会計というのは数字で定量的に把握できる知識であり、経営者の必須スキルと言えるのです。

ですが会計は、その抽象的な言葉からどのようなことを知識として身に付けておくべきか分からないことも多いと言えます。一般的には企業会計と呼ばれる、企業を対象にした会計が重要です。企業会計は、ただ日々のお金の動きを把握して、紙に書いておくだけでは足りないと言えます。なぜなら、会社には様々な利害関係者(ステークホルダー)が存在しているからです。

それぞれに会計の情報を適切に提供していくことが企業会計の役割と言えます。その為には、一定のルールに従って帳簿を作成し、『財務諸表』として開示する必要があるのです。企業会計の役割は、財務会計と呼ばれる外部への報告を果たすためだけに留まりません。管理会計と言って、企業内部の管理者に対して報告し、利用していくためにも行われます。会計の役割は多岐に渡り、経営者として働いていくためにはとても重要な知識なのです。定性的に把握するだけでなく、定量的に考えていける経営者となることが重要と言えるでしょう。

今回は、経営者の方必見の会計に関する基礎知識を解説していきます。

会計の概要

会計の概要

会計は、受託者に対して委託者が会計として経理を行い、受託者に報告することです。政府等において行われる公的なものも会計と呼ばれます。一般的には企業会計という企業を対象に行われている会計を指すことが多いです。政府等においてもこの企業会計をもとに財務情報の開示を行っています。

企業会計には、財務会計と管理会計という2種類があるのです。以下では、それぞれについてご紹介いきます。

財務会計

財務会計は、自主的に公表する会計も含みますが、基本的には制度会計と呼ばれ、法律に基づいて行われる会計を言います。

準拠すべき法律は以下の通りです。

・会社法
・金融商品取引法
・税法(法人税法)

これらの法律がそれぞれ債権者保護・投資家保護・税の公平性等の目的のもと会計を必要としているのです。

会計は資金提供をしている委託者に対して、受託者が行う財務情報の開示するまでの流れを言います。この開示を行うことで、受託者が委託者に依頼している活動を正確に行っているのかが、明らかになるのです。

政府等が行う公的な会計の場合には、報告対象は税金等を納めている国民です。国民に対して企業会計の知識を利用して、インターネット等で適切な財務情報の公表を行っています。

財務会計は外部の利害関係者(ステークホルダー)への報告を行います。会社を持っているのは株主であり、取締役に経営を任せているだけですから、株主へ株主総会等を通じて承認ないし報告を行わなくてはいけないのです。

管理会計

財務会計が外部利害関係者への報告に対して、管理会計は内部の管理者に対して報告する会計です。原価や予算を管理したり、会社における重要事項の意思決定を行う際に利用できます。

期間の定めは基本的にないため、自社で必要な計算期間とすることが出来ます。また、制度会計のように法律により規制を受けていないので、行わなければいけないわけではありません。

ただし、管理会計により原価管理を行っていることで、差異を把握することが出来ます。差異がどのような原因で発生したのかが分かれば、改善することが可能なので、とても有用な情報です。

会計により正確に管理していくと、計画予算を設定していくことも出来ます。予算を設定すれば、予算と実績の差異について、売り上げや資金などのさらに多角的な分析を行うことが可能なので、とても有用です。

また会社における意思決定は、長期的かつ多額のことも多々あります。そんな時に闇雲に意思決定を行うことは危険と言えるでしょう。一定の知識を頭にいれた上で最適な意思決定を行う必要があるのです。

企業会計ではどこから会計の対象になるか

企業会計ではどこから会計の対象になるか

企業会計において会計の対象になるのは、株主と会社を明確に区分したうえで、会社において行われた取引です。会社における所有者というのは株主ですが、あくまでも会社における取引を対象としています。

また、貨幣的に把握できるものです。貨幣で管理できないものは恣意性の介入余地があり、客観的でないため把握しません。ですから、貨幣により明確に測定できるものが会計の対象になるのです。

会計の対象は、会社におけるすべての活動とは言えません。会社は様々な活動を行っていますが、その中で貨幣的に測定できるものが取引の対象になり、すべての活動ではないので注意が必要です。

お金の流れを会計によって説明することの重要性

お金の流れを会計によって説明することの重要性

会社においては、単式簿記と呼ばれるお金の流れだけみている方法だけでは足りません。経営者として経営を行っていく場合には、複式簿記と言って、お金を払った理由を考える必要があるのです。

お金は会計上現金に分類されますが、現金を何のために支払ったのかが大切と言えます。例えば、固定資産を買った場合には、お金で固定資産を買ったという固定資産の購入も認識する必要があるのです。

複式簿記によって会計を行っていくことで、様々な取引を事後的に把握することが出来ます。客観的な事実として会計を利用し、説明することが出来るので、社会的に信用性も増すのです。

会社の内部においても同様のことが言えます。お金の流れを会計を利用していくことで、正確に管理していくことが出来るのです。会計の知識がなければ適切に管理していくことは出来ず、しっかりとした分析ができないため、予算計画なども立てることは難しいと言えます。

設備投資や業務を行っている過程における重要な意思決定の際には、複数の要因を同時に考慮しなければなりません。複雑ですが会計の知識があることで、最適な意思決定を行うことが可能です。

このように、お金の流れを会計によって説明できれば、客観的な会計情報として理解してもらうことが出来ます。

まとめ

今回は、経営者の方必見の会計における基礎知識について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

財務会計は、外部利害関係者に対して報告します。中でも制度会計は、法律に基づいて行われている会計であり、会計を行うことが強制されます。準拠すべき法律は、会社法・金融商品取引法・税法(法人税法)です。

これに対して管理会計は、内部の管理者に適切な会計情報を報告します。会社内部において原価管理などを行うことが出来るようになり、差異を分析して改善していくことが可能です。

また、設備投資や業務の際に行われる重要な意思決定においては、複雑なことが多く意思決定を行うことが困難です。そんな時に会計の知識があれば、最善の意思決定を行えます。

経営者が経営を行っていく場合には、家計簿のようにお金だけ把握するのでは足りず、お金を支払った理由が大切です。利害関係者がお金を支払った理由も適切に把握できる、複式簿記で帳簿を作成する必要があります。

複式簿記によって作成された『会計帳簿』や『財務諸表』は客観的であり、会計で説明することが可能です。説明責任を果たせるとともに、分析や意思決定にも役立てることが出来ます。

このように、経営者の方にとって会計は必須スキルであり、定量的に考えていける経営者は優位に立てるのです。会計の基礎知識を押さえているだけで、専門的な会話も出来て、信頼性のおける経営者と言えます。

今回ご紹介した、経営者の方に必要な会計の基礎知識の理解の一助となれば幸いです。




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