今月の言葉

今月の言葉(2月)第187回 目標を見失わないために

 あなたの夢は何ですか?と聞いた時、次のような回答がよくあります。
「いつか世界一周の旅をしたい」、「お金持ちになりたい」、「ダイエットに成功したい」など…。

 このような回答には具体性がなく、期限もありませんので恐らく実現は難しいでしょう。夢や理想を現実へと導くためには、それは本当に得たいものか、実現したいものかどうかを確認し、そうであれば必ず成し遂げると決意することが大事です。その後に現在の状況をみつめ、達成するためには何が必要か、どのような方法でいつまでに達成したいかなど具体的な行動目標へと落とし込むことが必要です。またそれを書き記して、常に目に付くところに置いて意識づけしていくことも大切なことです。
現在創新會計では、「人財成長制度」において各人の目標を設定し、目標管理シートに記載し月に2回上長に提出し面談を行っています。自分自身の掲げた目標について計画を練り、成果と反省点を確認していくことは良い緊張感を保ち、成長への本質を見直す良い機会を得ることができます。

 世界的ベストセラーである「7つの習慣 人格主義の回復」という本には、真の成功を得るための行動指針・思考指針を具体的に7つの習慣として示しています。
そのなかで、私が注視したいのは、次の二つの習慣です。
一つは「主体的である」ということです。主体性のある人は自分の行動に責任を持ち、うまくいかないことを他人や状況のせいにしません。今の自分は過去の自分が選択を繰り返してきた結果であり、そのことを自覚することで、これから先に行う選択に対して責任を持つことができます。そして、目標を立て努力する事で自信が芽生え、実力がつき、外的要因に左右されずに自分の価値観で自分をコントロールできるようになります。  そして、もう一つは「最優先事項を優先する」ということです。具体的な実践方法としては、まず物事を重要度(高・低)と緊急度(高・低)に分けます。その中で緊急度の高い目につくものよりむしろ「重要度が高く、緊急度が低い」事象をいかに行うかが大事です。なぜならそこには業務改善や資格取得などの成長に役立つ行動が分類されることが多く、重要なことと認識していながら目先の忙しさを理由に先送りにしがちな部分があるからです。それを実行に移していくには、何を為すかと同様に、何を為さないかを考えることも同じくらい重要です。日々の業務の中ではスケジュールに優先順位をつけるのではなく、優先すべき事項をスケジュールしていくことが大事なポイントです。

 今年に入り益々コロナウイルスの感染が拡大しています。この非常事態において、生活と社会経済の不安から目標を見失ってしまっている人も多いでしょう。しかし日々の生活を少しでも回復したいと願うことや、今何をなすべきか考えることは必ずや成果を生むための目標へと転換するきっかけになり、この苦しい時もこの経験を通じて幸せや新しい価値を生む礎になると信じます。

(文責:花形佳子) 

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