今月の言葉

今月の言葉(1月)第186回「コロナ禍で気づいた信頼関係の大切さ」

昨年の新型コロナウィルス感染拡大という未曽有の出来事の中で、世の中は大きく変わろうとしています。歴史的大転換の時代ともいえるかもしれません。ビジネスの世界においても、ウイズコロナそしてアフターコロナの時代を生き抜くために柔軟思考による力強い組織づくりが必要だと思います。

 「力強い組織」とは一体何か?それはメンバーの信頼関係に基づき、組織の目的やビジョンを共有し、メンバーの協力体制(貢献意欲)の下、円滑なコミュニケーション(情報共有)が発揮出来る組織だと考えます。皆様の会社では、上司と部下や社員同士の関係を信頼の絆で構築できているでしょうか?経験豊富な経営者の方々にとっては、何をいまさらと思われるかもしれませんが、自信を持って全く問題無いと言い切れるでしょうか。
経営者と役員、幹部の間ではうちの会社では大丈夫と思われていても、それは結構思い込みで、実態とはかなり異なっている場合がよくあります。

 このコロナ禍の非常時で、テレワークの導入が否応なく進んで対面コミュニケーションが減少している今日、今まで以上に部下とのコミュニケーションやマネジメントに苦労している方々も多いと思われます。一方で、コロナ禍においてもおおむね問題はないという声も聞こえてきます。何がこの両者の違いを生むのか。話を聞いて見えてくるのは、「上司と部下の信頼関係」が十分にできているか否かということです。
では、その「上司と部下の信頼関係」をいかに築き、強化していくか、それが組織強化の根本的テーマです。そのためには、相手を思い日頃の良質なコミュニケーションを積み重ねていくことが肝心です。「相手をよく知り、よく理解する」意識を持ってコミュニケーションを図っていくこと、そして上司から率先して実践していくことで、部下に伝播し、部下も上司へ呼応していくという善循環の流れをつくっていくことだと思います。

 日頃から部下との良質なコミュケーションを実践できている上司は、自分の考えや思いを部下に対して普段から開示している傾向があり、組織運営において、このことの大事さを理解し行動に移しています。また部下に対して関心を持ち、部下の話を傾聴し、有効なコミュニケーションを日々積み重ねているようです。

 コミュニケーション問題が問われているコロナ禍の今だからこそ、経営者の皆さんそして管理職のみなさんも、「上司と部下の信頼関係」について改めて真剣に話し合ってみてはいかがでしょうか。

(文責:石浦一喜)

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