今月の言葉

今月の言葉(9月)第170回 目には見えない「大切なこと」

“いちばんたいせつなことは、目に見えない”と言われています。
私事で大変恐縮ですが、7月の夏休み前に小学生の息子と本屋へ出掛け、そこで息子が興味を示したのが「絵本星の王子さま」でした。 驚いたことに、私が息子と同じくらいの年齢の時、この本を読みました。
しかしながら、当時の私には難しくなかなか理解できなかったことを記憶しています。
“目には見えないたいせつなこと”を一社会人として、また母親として一緒に理解したく、この本を読み返してみました。

 本書では、小さな小さな自分ひとりだけの星を出た王子さまが、地球に辿り着くまでに巡った6つの星での出来事が描かれています。
絶対君主の王さまや大物気どりの男、酒びたりの男、実業家の男、ガス灯の点灯人、地理学者、これらの出会った大人たちとの不思議なエピソードを通じ、王子さまは一貫して、「大人って変わっているな、大人ってやっぱり変だ、どうかしている」という思いを抱きます。
王さまはやがてキツネと出会い、冒頭の“いちばんたいせつなことは目に見えない”“絆を結んだものには永遠に責任を持つ”ということを教わります。
のちに、地球には何千本とあったバラよりも、自分の星にある世界にたった一輪しかないバラが最も大切なものだと気付かされるのです。

王子さまが出会った大人たちの抱く地位や権力、欲望、娯楽、財産等は、良い意味でも悪い意味でも人生で執着してしまいがちなものであると思います。
特に大人になると様々なことに囚われてしまいがちですが、本当に大切なこととは何でしょうか? 思いやりや感謝、感動、夢、希望等、この世には決して目には見えないけれども存在する大切なものがたくさんあります。
王子さまにとって最も大切な存在が一輪のバラであったように、我々も仕事や家庭、人間関係など人生において大切なことを見失わないようにしたいものです。

私たち (株)創新ワールドは、経営塾や企業研修、セミナーやキャリアカウンセリングをしております。日頃より人と接する際には、私はお互いに気持ちのよい有意義な時間となるよう、誠実・丁寧な対応を心掛けております。
形にはない、なかなか目には見えないものを提供させて頂くにあたって、今後はますますひとつひとつの仕事に最大限の「心」をこめて対応していきたいと思います。
また、この書籍を息子と何度も読み返し、目には見えない「大切なこと」をさらに一緒に考えていきたいと思います。 
       
(文責:前田 絵里)

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