今月の言葉

今月の言葉(2022年5月)第202回 「自分ルール」

私の好きな言葉に「自分ルール」というものがあります。

「自分ルール」とはNARUTOという漫画の中に出てくる言葉で、自身を追い込むために厳しい条件や目標達成できなかった時のペナルティを設けることを言います。私は中学生の頃この言葉に出会い、自分の生活の中にも取り入れることができればと考えました。

「自分ルール」を実際に設けるにも、私は漫画のように忍術や体術を普段の生活で使うわけではありません。そこで私が行ってきたのは、脱いだ靴をすぐに下足箱にしまうなど、日常生活の中でうっかり忘れてしまいがちなことや、比較的優先順位の低いことにルールを適用してみました。期間は初め1日、次は2日、その次は5日その次は…と短い期間を何回も設定し繰り返していくとあっという間に一年が経ち、それがルーティーン化され当たり前のこととなりました。一度日常の中に組み込まれたルーティーンは忘れることはありません。このようにできなかったことができるようになったときに自信と成長を感じます。自身の成長に喜びを感じない人はいないと思います。そしてまた新たにルールを作ることで自身のできなかったところができるようになり、喜びを感じ、そして次、と繰り返していくこの「自分ルール」のサイクルは人生を豊かに、幸福にする源と私は思います。

「自分ルール」をやっていて何も感じなくても、周りの人はしっかりと見てくれています。例に挙げた靴を下足箱にしまうことでも、実際行っている人とそうでない人では自身の心の整理と他人からの評価は格段に異なります。そしてそれを継続していけば他者からの「信用」という大きな財産に変わっていくと私は考えます。

社会には法律というルールがあります。学校には校則というルール、スポーツで言えば野球、サッカー、バスケットボール等々、これらにもそれぞれルールが存在します。これらにはルールを破った場合にペナルティが生じますが、私の「自分ルール」には、特に他からの罰則などはありません。ただ、自分の決めたルールを破ったという自責の念と背徳感をもたらすことになります。ですが、「自分ルール」を設けることで少しでも自分の意識を高めていくことができれば、人生を良い方に向けることができるのではないでしょうか。また、小さなルールでも真面目に取り組むことを心掛けるようにすれば身につき、無意識に行動が起こせるようになると思います。これらを積み重ねて少しずつ伸ばしていくと、その人の良い部分として「とんがり」になり大きな成長につながると私は考えます。

(文責:石塚 洸哉)

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