今月の言葉

今月の言葉(2022年1月)第198回 「どこで」よりも「何を」

2021年が幕を閉じ、新しい年を迎えました。

思い返せば、2021年はオリンピック、パラリンピックの1年遅れでの開催、政治においては首相の交代や衆議院選挙をはじめ数々の出来事がありました。

とりわけ新型コロナウィルスの感染状況については、様々な対策が取られたものの感染拡大が続き、感染力の強いデルタ株の蔓延により8月下旬のピーク時には全国での一日の新規感染者数が約2万5千人、入院治療等を要する方は23万1千人という状況となり医療現場をひっ迫する事態となりました。その後、2度のワクチン接種が行き渡り(2021年12月20日現在では接種率72.94%)、2021年12月20日現在の新規陽性者数の発生は1週間平均で152人、入院治療等を要する方は1,348人と、感染状況は一旦落ち着いてきたようにみえました。ただし、11月に出現したオミクロン株の海外での蔓延状況や水際対策をすり抜けての日本での感染者数の増加状況等を鑑みると、第六波に備えての3回目のワクチン接種が急がれるところです。

「働く」という観点からこの2022年をどう過ごしていくのかを考えてみますと、ご承知の通りコロナ禍で働き方が大きく変わりました。「どこで」という観点では、業種・職種によっては必ずしも「皆でオフィスに集まって」という形でなくても良いということが分かった方もいらっしゃるでしょう。また、既存の形が壊れ不安を覚えながらも、これまでとは異なる視点や社会との関わり方から得た発見により新たな自分の価値を実感し、改めて「何を」成し遂げたいのかを考えるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在のコロナ禍をきっかけとしてその組織の中だけでしか通用しない人材ではなく、どの組織でも通用する「人財」となることを目指す、「どこで」よりも「何を」志しそれを完遂する道を探究することがこれからを生き抜く力となるのではないかと私は考えます。

「人生は選択の連続」と言われますが、我々は出自環境と自らの人生選択により現在の位置に立っています。自分の選択に関係なく否応なしにその境遇に置かれるということもあるかも知れませんが、それでも私たちは今掴んでいるその環境下において、より希望あふれる良い選択を繰り返しながら生きていくことが求められます。しなやかな柔軟性を持ち、しぶとく強い気持ちで2022年という新たな一年を一歩ずつ歩み進めて行きたいと思います。

(文責:西條千絵)

※新型コロナウイルスの感染者数等のデータは厚生労働省ホームページに掲載の数値を根拠としています。

 

 

 

 

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