今月の言葉

今月の言葉(2021年9月)第194回 自分の可能性に蓋をしない

コロナウイルスが蔓延している状況が続き、暗い話題が続く中、MLBのエンゼルスで二刀流として活躍している大谷翔平選手に元気をもらっている方も多いのではないでしょうか。

そんな大谷選手が日本のプロ野球に入団した時、野球評論家の多くは二刀流に反対で、当時から160キロの速球を投げることができた投手に専念すべきだという声が多く聞かれました。しかし、生まれ持った身体能力や野球センスに加え、日々の練習によるたゆまぬ努力を続けたことにより、投手と野手の両方で成功をしています。また大谷選手はインタビューで『常識にとらわれたくない、自分の限界を作りたくない』と信念を語っています。

心理学では有名な話ですが、ノミのジャンプ力の話があります。ノミの体長は1センチ未満ですが、そのジャンプ力はおよそ2メートルと言われています。そんなノミを高さ50センチのビーカーに入れて蓋をするとどうなると思いますか。はじめは飛びすぎて蓋にぶつかるものの、そのうち蓋にぶつからないように飛ぶようになります。その後は、蓋を外してもノミは50センチの高さまでしか飛べなくなってしまいます。しかし、このノミの横に2メートル飛べるノミを横に置くと、またつられて2メートルまで飛ぶことができるようになるという話です。

ノミの話は、本当はもっとできるのに失敗を経験するとそれが固定観念となり、自分だけではその殻を破ることができない状態になることを物語っています。人間においても同じ様に、過去の経験に縛られて、自分の可能性を狭めてしまっている方もいるかと思います。ただ、身近に限界を決めずに頑張っている方がいれば、その方にひっぱられて自分の可能性を高めて成長していくことができるものだと思います。

どんな仕事であってもルーティーンの仕事だけでなく、過去に失敗してしまった仕事ややったことのない仕事があります。そういう仕事に直面した時に「とにかくやってみる」という考えが重要だと思います。たとえ失敗してもあきらめずに、トライアンドエラーを繰り返していくことで道は開けてくるものと思います。ひいては、その姿が周りにも波及して、近くにいる人の意識を変えていくことにつながるものと思います。そんな「自分の可能性に蓋をしない」挑戦意欲溢れる人生を送っていきたいと思います。

(文責:秋田 大策)

 

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